三菱UFJニコスの過払い金請求は最大100%+利息付の返還率で回収できる
「ニコスの過払い金請求をすると、どのくらいお金が返ってくるの?」という声はたいへんよく聞かれます。
戻ってくるお金がいくらになるかは、どんな方法で過払い金請求をするかによって変わってきます。
過払い金請求は、自分でおこなうこともできますが、司法書士や弁護士といった法律の専門家に依頼する方法もあります。
また、話し合いによる交渉だけで解決するのか、状況次第では裁判を起こすのかということも考えなくてはなりません。
どのように過払い金請求を進めていくかによって、返ってくるお金の多さは変わってくるのです。
ここでは、ニコスの過払い金請求で戻ってくる金額の相場や、どうすればより多くのお金が取り戻せるのかについて、説明していきます。
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ニコスに過払い金請求をした返還率の相場
過払い金請求をする方法には、自分でおこなう方法と、司法書士や弁護士といった法律専門家に依頼する方法の2通りがあります。
自分で請求するメリットのひとつは、法律専門家に支払う専門家費用がかからないことです。
法律専門家は、あまり身近な存在とは言えないので、依頼をためらう人も多いのではないでしょうか。
自分で請求できるなら、自分で進めるほうが気軽だと考える人もいるでしょう。
けれども、通常は法律専門家に依頼したほうが、より多くのお金を取り戻せます。
過払い金請求で要求した金額のうち、実際に戻ってきたお金が占める割合を返還率といいます。
法律専門家に依頼した場合の返還率は、話し合いによる交渉で70%~90%程度、裁判をすると100%近くになるのが一般的です。
たとえば、100万円の過払い金が発生していて、返還率が80%だという場合は、80万円が手元に返ってくることになります。
ニコスは日本最大の信販会社なので経営状況が良く、返済能力が十分にあると考えられています。
そのため、ニコスを相手取った裁判では、100%に近い支払いを求める判決が出ることも少なくありません。
過払い金に利息が発生して、それが上乗せされ、より多くの金額を取り戻せることもあります。
ニコスの過払い金請求を自分でした場合は返還率が低い
自分で過払い金請求をすることのデメリットは、手間と時間がかかることです。
とはいえ「自分ですれば、法律専門家に支払う費用がかからないので、過払い金がすべて手元に戻ってくるからお得だ」と思う人も多いかもしれません。
ところが、過払い金請求を自分ですると、返還率は低くなるのが普通です。
そもそも、過払い金請求は任意の話し合いによる交渉なので、ニコスが話し合いのテーブルにつく義務はありません。
たとえ、交渉に応じたとしても、あの手この手を使って、できるだけ支払う金額を少なくしようと画策してきます。
特に、過払い金請求をされた経験が豊富な業者は、その対応にも慣れており一筋縄ではいきません。
ニコスもそうした業者のひとつです。
法律専門家ではない一般人が交渉をおこなうハードルは、決して低くないのです。
こうした事情により、自分で過払い金請求をする場合、話し合いによる交渉では返還率50%程度、裁判をしても70%程度となるケースが多いことを知っておきましょう。
ニコスから100%の過払い金+利息5%付きを回収する方法
ニコスに過払い金請求をすると、過払い金100%に加えて利息が付いて戻ってくることがありますが、それはなぜなのでしょうか。
民法703条には、「不当利得返還請求」が規定されています。
これは「不当に利益を得た場合は、それを返還しなければならない」ことを定めたものです。
しかも、不当に利益を得たものが「悪意の受益者」であるときは、利息を付けて返還しなければなりません。
「悪意の受益者」とは、不正な利益だということを知っていながら、利益を得た人を指します。
つまり、過払い金があることを知りながら、お金を貸して利益を得ていた貸金業者は「悪意の受益者」にあたります。
過払い金請求は「不当利得返還請求」なので、ニコスが「悪意の受益者」であると認められれば、利息をプラスした過払い金を受け取れることになります。
「不当利得返還請求」における利息は、民事法定利率の年5%と決まっています。
ここでポイントになるのが、ニコスが「悪意の受益者」であったかどうかということです。
ニコスが「悪意の受益者」であって「過払い金があることを知っていたにもかかわらず利息を得ていた」ということになれば、5%の利息付きで過払い金を取り戻すことができます。
このような判断は話し合いによる交渉ではできないので、利息付きの過払い金を取り戻すためには、基本的に裁判で争うしかありません。
返還率を高くするには過払い金請求の裁判が必要
ニコスを相手取って過払い金請求をした場合、話し合いによる交渉では、70%~90%程度の返還率になるのが一般的です。
過払い金を返還率100%で回収したい場合や、利息付で回収したいなら、裁判をするのが最も確実な方法です。
裁判というと、司法書士や弁護士などの法律専門家に依頼しておこなうものだというイメージがあるのではないでしょうか。
しかし、法律専門家に代理人になってもらわなくても、自分で裁判をすること自体はできます。
ただし、裁判には専門的な知識が必要で、むずかしい判断を迫られるシーンも少なくありません。
些細なミスが判決に影響を与え、取り戻せるはずの過払い金を、満額取り戻せなくなってしまうおそれもあります。
裁判でより多くの過払い金を確実に取り戻したいなら、法律専門家に依頼するのがおすすめです。
ニコスとの過払い金請求を話し合いによる交渉で和解するメリット
過払い金については、話し合いによる交渉(任意交渉)で和解することにもメリットはあります。
それは、短期間の解決が期待できることです。
司法書士や弁護士に依頼して裁判をすると、解決までに最短でも5カ月程度かかるのが普通です。
一方、話し合いによる交渉で和解すれば、最短約4カ月で解決できる可能性もあるのです。
より多くのお金を取り戻したいのか、できるだけ早くお金を取り戻したいのか、どちらなのかを考えることが大切です。
早く解決して急いでお金が欲しいという場合は、話し合いによる交渉で和解するのもひとつの方法です。
ニコスの過払い金請求は高い返還率を望むと時間がかかる?
それでは、より多くのお金を取り戻したい場合は、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。
裁判の期間は、それぞれの借入状況や返済状況によって、違ってくるのが普通です。
交渉が難航すれば、裁判が長引くこともあります。
ニコスには、過払い金請求の裁判で「取引の分断」を主張してくるケースが非常に多い、という特徴があります。
「取引の分断」とは、同じ業者から何度も繰り返して借金をした場合、それぞれの取引を別々のものと考えるということです。
そもそも、過払い金請求の時効は最後の取引から10年なので、別々の取引とみなされると10年以上前に時期におこなわれた取引については時効となってしまい、請求そのものができなくなってしまう可能性が出てきます。
しかし、一連の取引と考えるなら、古い取引の分についても、過払い金請求ができるでしょう。
一般的に、同じクレジットカードを使った一連の借金については、取引の分断が認められないケースが少なくありません。
ところが、ニコスは「取引の分断」を主張して裁判を戦おうとする確率が高めです。
裁判を起こしても、4カ月程度で解決することもありますが、長引けば1年以上かかる場合もみられます。
ただし、もっと早く解決に至ることもあります。
実際の期間は、それぞれの状況によって異なるので、あくまで参考程度に考えておくと良いでしょう。
話し合いによる交渉で和解と裁判をして解決の違い
司法書士や弁護士を雇った場合、話し合いによる交渉(任意交渉)で解決に至る期間は最短で4カ月程度ですが、裁判した場合は5カ月程度が目安になります。
一般的には、代理人を立てずに自分で裁判に臨むケースは稀で、ほとんどの人が司法書士や弁護士に依頼しています。
話し合いによる交渉を自分でしてみたものの、納得できるような合意に至らず裁判になり、ここではじめて司法書士や弁護士に依頼するという人も見られます。
話し合いによる交渉は解決スピードが早く、裁判は金額重視
ニコスを相手取って過払い金請求をおこなう場合、話し合いによる交渉で返還率100%の合意に至ることはまずなく、70%~90%程度の返還率となると考えておくのが無難です。
ところが、裁判をすれば100%+利息分を回収することも可能です。
もしも、過払い金の返還額を多くすることを第一に考えているなら、裁判になることも視野に入れておかなくてはなりません。
しかし、司法書士や弁護士によっては、あえて裁判をせずに、早期解決をモットーとしている事務所もあります。
裁判も視野に入れて考えている人にとっては、このような司法書士や弁護士は適切とは言えません。
司法書士や弁護士と正式に契約する前に、その法律専門家がどのような方針を持っているのか、確認しておきましょう。
「依頼者が希望するなら裁判にもしっかり対応する」というスタンスの司法書士や弁護士を選ぶと安心です。
ニコスの過払い金請求は司法書士や弁護士に依頼
ニコスの過払い金請求では、任意の話し合いでニコスと交渉して成果を出すのは簡単ではありません。
とはいえ、裁判をおこなえば、最大で返還率100%+利息付の過払い金を回収することも期待できます。
ただし、その場合は、司法書士や弁護士に依頼するのが最も確実な方法になります。
司法書士や弁護士に依頼するメリットは、返還率の高さだけではありません。
過払い金請求の交渉に慣れている司法書士や弁護士であれば、手続きにかかる期間も短くて済みます。
そもそも、司法書士や弁護士には得意分野があるのが普通なので、すべての法律家が必ずしも過払い金請求に慣れているわけではありません。
過払い金請求を依頼するなら、過払い金請求を得意分野にしていて、過去に過払い金を取り戻した実績のある事務所を選ぶことが重要です。
弁護士や司法書士の事務所では、相談だけなら無料というところも増えています。
複数の事務所を訪れて、自分に合ったところを探しましょう。
信頼できる弁護士や司法書士を見つけて過払い金請求を依頼してしまえば、あとは依頼者がすることは何もありません。
過払い金が返ってくるまで、ただ待っていればよいのです。
まずは、無料相談のできる司法書士や弁護士に相談してみることをおすすめします。
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