オリコの過払い金請求の対応・返還率・期間 完全成功マニュアル【最新情報】
「オリコ」は、大手のクレジットカード会社のひとつで、株式会社みずほ銀行と深く関連しています。
大手なので、会社名に聞き覚えがある人も多いでしょう。
また、キャッシングやカードローンの利用を検討するときに「オリコ」の名前が浮かんでくる人も少なくないのではないでしょうか。
オリコは、利用者数が多い人気の消費者金融だといえます。
そして、その人気を支えているのが「審査スピードの速さ」や「申し込みの手軽さ」です。
スピーディにお金を借りたい人にとってはとくにありがたいポイントだといえるでしょう。
そんなオリコも、実は過去に「27.6%」という金利で貸付をおこなっていた時期があります。
現在の金利は「利息制限法」という法律によって15%から20%と定められているため、27.6%というのは違法な金利です。
ですから、オリコがこの違法な金利で貸付をおこなっていた時期にお金を借りた人のなかには、オリコに対して利息を払いすぎている人がいます。
そして、この払いすぎた利息は「過払い金」としてオリコに返還を請求することができるのです。
つまり、ちまたでよく耳にする「過払い金請求」というのは、貸金業者に対して「払いすぎた利息を返せ」と請求する手続きのことをいいます。
ここでは、オリコに過払い金請求をしようとしている人や、しようかどうか迷っている人に向けて過払い金請求に成功するための情報をくわしくご紹介していきましょう。
オリコから利息を取り戻せる過払い金請求とは
違法な金利(いわゆるグレーゾーン金利)で貸付をおこなっていた貸金業者はオリコ以外にも多数存在します。
ただし、2010年に施行された法改正にもとづいて、貸金業者はそれまでの金利を引き下げました。
オリコも、過去に27.6%という現在では違法な金利で貸付をおこなっていましたが、2007年4月1日に金利を引き下げています。
しかし、それまでにオリコから違法な金利でお金を借りていた人は、利息を払いすぎている可能性があるのです。
払いすぎていた利息は「過払い金」として返還を請求することができます。
つまり、「過払い金請求」とは、貸金業者に対して払いすぎていた利息の返還を求める手続きのことなのです。
オリコの過払い金請求の対象となる人と現状の対応
オリコに対して請求できる過払い金が発生しているかどうかを判断する基準は「オリコにお金を借りた時期」です。
オリコは2007年4月1日に金利を引き下げたので、過払い金を請求できる可能性があるのは「2007年4月1日までにオリコからお金を借りた人」ということになります。
時がたつにつれてオリコに対する過払い金請求の対象となる人の数はだんだんと減っていますが、ゼロではありません。
むしろ、オリコに過払い金請求ができることを自分で気づいていないせいで、過払い金請求をしていない人はたくさんいるのです。
ですから、2007年4月1日までにオリコからお金を借りていた人は、自分が過払い金請求の対象かどうかを一度調べてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、オリコからの借入金を完済したかどうかは関係ありません。
たとえ現在返済中であっても、過払い金請求ができる可能性はあります。
オリコの過払い金請求への対応
オリコへの過払い金請求を検討するときに気になるのが「過払い金請求に対するオリコの対応」でしょう。
貸金業者のなかには、過払い金請求に対して不親切な対応をしたり、過払い金請求をした人にとって不利な提案をしたりするところもあるのです。
その点、オリコの過払い金請求に対する対応は比較的良好といえます。
オリコの過払い金返還率は、話し合いによる交渉(任意交渉)であれば約70%から90%で、裁判なら100%です。
加えて、裁判であれば過払い金に対する利息もオリコに払ってもらうことができます。
ただし、この返還率はあくまで目安なので参考程度にとどめておきましょう。
また、過払い金の返還率は「請求を自分で行うか、それとも司法書士や弁護士に依頼するか」によっても変わってきます。
いくら?オリコで過払い金が発生しているか自分で計算してみる
オリコに過払い金請求をする前に、まずは自分に過払い金が発生しているかどうかを確認しましょう。
過払い金の有無を確かめるためには、オリコから取引履歴を取り寄せる必要があります。
取引履歴には借入金額や借入日、返済日や利息などの過払い金の計算(引き直し計算)をするために必要な情報が記載されているからです。
引き直し計算は、エクセルが使えるパソコンとインターネット上に公開されている無料計算ソフトがあれば自分でおこなえます。
しかし、現在返済中であったり、追加の借り入れや延滞・滞納の事実があったりする場合は計算が複雑になるため、間違えるリスクがあるでしょう。
過払い金の計算を間違えると、帰ってくる過払い金が少なくなったり、最悪のケースではオリコに過払い金請求を断られたりするかもしれません。
ですから、自分で計算した結果はあくまで目安としておき、専門家である司法書士や弁護士に相談することをおすすめします。
無料で引き直し計算をしてくれる事務所もあるので、一度依頼してみてはいかがでしょうか。
どのくらい?オリコの過払い金請求にかかる期間と返還率の相場
オリコに過払い金請求をして実際にお金が返ってくるまでにかかる期間はまちまちですが、最短でも6カ月はかかるでしょう。
また、返還率の相場は80%から100%(プラス利息)です。
ただし、これらの最短期間や返還率はあくまで目安であり、すべての人が6カ月で過払い金の全額を返還してもらえるわけではありません。
個々の借入や返済の状況によって、期間や返還率は変わると考えておきましょう。
過払い金請求の解決方法は「話し合いによる交渉(任意交渉)」と「裁判」の2つです。
任意交渉なら解決までの期間は短くても返還率が低くなりがちですし、反対に裁判では期間が長くなるかわりに返還率が高くなる傾向にあります。
つまり、どちらの方法にもメリットとデメリットが存在するということです。
ちなみに、オリコの場合は裁判を選ぶことで解決までの期間が早まる可能性があります。
オリコに過払い金請求で知っておくべきデメリットとリスク
オリコに過払い金請求をすることで、過払い金が返ってくるというメリットがあります。
しかし、過払い金請求で得られるのはメリットだけではありません。
個人の状況によっては、デメリットやリスクが生じるおそれがあります。
そういったデメリットなどをあらかじめ理解したうえで過払い金請求をしなければ、後悔するかもしれません。
時効期限をむかえると過払い金請求ができない
過払い金請求において、まず注意したいのが「時効」です。
オリコに対して過払い金を請求する権利(過払い金請求権)は、オリコと最後に取引をした日から10年をすぎると時効が成立します。
ここでいう「最後に取引をした日」というのは「借金を完済した日」のことです。
つまり、完済日から10年経過すると過払い金請求はできなくなるといえます。
時効が成立すると、たとえ司法書士や弁護士に依頼しても過払い金は回収できなくなってしまうので気をつけましょう。
オリコから借入ができなくなる
オリコに対して過払い金請求をするデメリットとして「オリコからの借入ができなくなる」というものがあります。
たとえ一度でも、オリコに対して過払い金請求をした人は、その後オリコからお金を借りることができなくなってしまうのです。
今後もオリコから借入をするかもしれないという人は、過払い金請求をするかどうかを慎重に検討することをおすすめします。
過払い金請求でお金が返ってくるというメリットよりも、オリコから借入できなくなるデメリットのほうが大きいのであれば、無理をして過払い金請求をする必要はないかもしれません。
ただし、オリコに過払い金請求をしたとしても、オリコ以外の貸金業者からなら借入できる可能性があります。
ブラックリストにのる可能がある
過払い金請求をしても、基本的にはブラックリストにのることはありません。
法律によって「過払い金請求でブラックリストにのせてはいけない」と定められているからです。
ただし、過払い金請求が一定の条件によって「任意整理」などの債務整理手続きに移行するとブラックリストにのることになります。
ブラックリストにのってしまうと、オリコのみならず他の貸金業者からの借入もできません。
さらに、クレジットカードやローンの審査も通らなくなってしまいます。
過払い金請求をするときは、事前に「ブラックリストにのる可能性があるかどうか」を司法書士や弁護士に相談しておきましょう。
オリコの借入を返済中の方
オリコからの借入をすでに完済した人は、ブラックリストにのる心配はほとんどしなくてもよいでしょう。
ただし、オリコからの借入を現在も返済中の人が過払い金請求をする場合は、ブラックリストにのるおそれがあるため注意が必要です。
といっても、発生した過払い金と、残っている借金とを相殺することで完済できればブラックリストにのることはありません。
相殺しても借金が残ってしまう場合で、かつ、その借金について任意整理などを行うとブラックリストにのってしまうのです。
どこに相談?過払い金請求を自分でするのか、司法書士や弁護士に依頼するのか
過払い金請求は自分でおこなうこともできますし、司法書士や弁護士に依頼することもできます。
どちらを選ぶかによって、過払い金請求の結果が変わるかもしれません。
ですから、自分でおこなう場合と司法書士や弁護士に依頼する場合、それぞれのメリットとデメリットをしっかりと理解してからどちらを選ぶかを決めましょう。
過払い金請求を自分でするメリットとデメリット
過払い金請求を自分でする大きなメリットが「司法書士や弁護士に費用を払わなくてもよい」ということです。
できるだけ多額の過払い金を手元に戻したいという人のなかには、司法書士や弁護士に支払う費用を節約したいという人もいるでしょう。
しかし、自分で過払い金請求をする場合にはデメリットもあります。
たとえば、返ってくる過払い金が少なくなったり、返還されるまでの期間が長くなったりといったデメリットです。
自分で過払い金請求をした場合の返還率および期間の目安は、話し合いによる交渉(任意交渉)で返還率50%かつ5カ月以上、裁判でも返還率70%かつ6カ月以上とされています。
裁判では、長くなると1年以上かかるかもしれません。
また、自分で過払い金請求をすると、オリコや裁判所からの連絡によって借金の事実などが家族にバレてしまう可能性が高くなります。
過払い金請求を司法書士や弁護士に依頼するメリットとデメリット
司法書士や弁護士に過払い金請求を依頼した場合のメリットはさまざまです。
まず、司法書士や弁護士に依頼することで返還率が高く、期間も短くなる可能性があります。
また、引き直し計算などの複雑な手続きのほとんどを任せられるため、手間がかかりません。
さらに、現在も借金返済中であれば貸金業者からの支払いや督促を一時的にストップさせることもできます。
一連の手続きを家族に内緒で進められるのも、大きなメリットではないでしょうか。
司法書士や弁護士に依頼するデメリットは、やはり「費用がかかる」ということです。
また、事務所にも当たりはずれがあるため、選び間違えると過払い金請求の結果に不満が残ることになりかねません。
インターネット上には、司法書士や弁護士事務所についての口コミや評判が多数のせられていますが、それらの口コミなどが本当に信頼できるかは疑問です。
ですから、司法書士や弁護士事務所を探すときは、口コミや評判だけではなく事務所のホームページを見ての情報収集をおすすめします。
また、無料相談などを利用して、信頼できそうな事務所かどうかの見きわめもしておきましょう。
過払い金請求はほとんどの人が司法書士や弁護士に依頼している
多くの人が司法書士や弁護士に過払い金請求を依頼しています。
複雑な手続きで時間や手間をとられずにすむなど、司法書士や弁護士に依頼するとさまざまなメリットが得られるからです。
また、司法書士や弁護士に費用を支払ったとしても、その分返還率が高ければ手元に戻ってくるお金は多いといえるでしょう。
いくらかかる?オリコの過払い金請求にかかる費用
気にかかるのが、司法書士や弁護士に過払い金請求を依頼した場合の「費用」です。
費用は、主に「報酬」と「実費」部分に分けられます。
つまり、司法書士や弁護士に支払う費用は「着手金」などの報酬だけではないのです。
実費としては、たとえば郵送代や、裁判を起こした場合の印紙代、有権代、代表者事項証明書の取得代金など要所で費用がかかってきます。
これらの実費分は、自分で過払い金請求をおこなう場合でも必要です。
司法書士や弁護士に支払う費用(報酬)は、主に相談料・着手金・基本報酬・成功報酬などがあげられます。
ただし、相談料や着手金については無料の事務所も多いです。
さらに、過払い金の調査や引き直し計算を無料でおこなっている事務所もあります。
オリコに過払い金請求をするなら、まずはお試しのつもりで無料相談や無料調査を利用してみてはいかがでしょうか。
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